産業用分野のフラーレン、フラーレン誘導体を大量製造しているオンリーワンカンパニー

ナノムスペクトラnanom spectra (フラーレン誘導体)

ナノムスペクトラnanom spectra (フラーレン誘導体)

ナノムスペクトラnanom spectra (フラーレン誘導体)

有機薄膜太陽電池向けPCBMフラーレン、水酸化フラーレンをはじめとするフラーレン誘導体(化学修飾フラーレン)です。フラーレンは未修飾のC60等でも興味深い特性を示しますが、化学修飾により太陽電池向けのn型半導体特性、水酸基による親水性付与等の特徴が現れます。

 

太陽電池向けPCBMフラーレン

フラーレンC60又はC70に特殊な官能基を付加させたもので、p型導電性ポリマーとの混合膜は、効率的に光誘起電子移動を起こし太陽電池に応用可能であることが報告され[1、2]、国内外で活発に研究開発が行われています。
C60のPCBM体(nanom spectra E100、E100H、E102)を始め、各グレードがあります。 超高純度PCBM60:E102 高純度PCBM70:E112 BIS PCBM 60:E400 インデン付加体:Q100,Q400を参照下さい。

1. G.Yu et al. Science, 1995,270,1789
2. L Zheng et al. J. Phys. Chem. B 2004, 108, 11921-6
銘柄
nanom spectra
E100、E100H、E102
nanom spectra
E110、E112
分子構造
化学名

[60]PCBM
phenyl C61-butyric
acid methyl ester

[70]PCBM
phenyl C71-butyric
acid methyl ester
性状
褐色~黒色固体
褐色~黒色固体
*位置異性体の
混合物です。

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水酸化フラーレン

フラーレン を酸化剤を用いて水酸化したもので、水や極性溶媒と親和性があります。その性質を活かして、生体関連用途 (スーパーオキシド消去[1]や酵素活性阻害作用[2])に関する研究がなされています。

1. L. Y. Chiang et al. J. Chem. Soc., Chem. Commun., 1995, 1283.
2. T.-H. Ueng et al. Toxicol. Lett., 1997, 93, 29.
銘柄
nanom spectra D100
分子構造
性状
茶色の固体
溶解度
1%NaOH: 10%程度 / DMSO, DMF: 3%程度
安定性
大気中・常温で安定です。加熱すると120ºCぐらいから脱水反応に起因する重量減が観測されます(TG-DTA)

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水素化フラーレン

フラーレンC60(nanom purple) を還元剤を用いて水素化したもので、水素貯蔵などの用途が期待されています。
銘柄
nanom spectra A100
分子構造
性状
白色~クリーム色の固体
溶解度
トルエン: 0.7%程度 / m-キシレン: 1.5%程度
安定性
空気中に放置すると、次第に酸化されます。不活性ガス雰囲気では安定です。

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